スポーツ選手の肩の痛み②

こんばんは。滋賀県守山市のうえだ整骨院です。

先週の豪雨で西日本の各地に大きな被害がでているようです。

今週になってからは天気が一転して厳しい暑さになっています。

被害に遭われた方々、復旧に尽力されている方々が体調など崩されませんように。

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前回は スポーツ選手の肩の痛み への対処として

アイシング と ストレッチ について話しました。
 
 
今回は、再発防止のためのトレーニング について簡単にご説明します。

肩の痛みを訴えている患者さんのプレーしているスポーツ(テニス・バドミントン・バレー)に

共通していることがあります。
 
 
それは、遠心力 です。
 
 
スパイク・スマッシュの際に腕を思い切り振ると 遠心力 が働いて、

肩が引っ張られます。
遠心力
腕だけでもそうですが、ラケットを持つとより大きな力で引っ張られます。
 
そうすると、肩のインナーマッスルに大きな負荷がかかってしまい、負傷するのです。
 
 
アイシングやストレッチでせっかく痛みが引いてきても

プレーに復帰すると痛みが再発するという声をよく聞きます。
 
 
せっかくアイシングによる炎症の消失・ストレッチによる筋肉の柔軟性の向上があっても

筋力のアップがないため、負傷前と同じ負荷がかかると同じように傷めてしまうのです
 
 
ですので、当院ではアイシング・ストレッチで痛みが引いてくると

肩のインナーマッスルトレーニングをしてもらいます。

肩のインナーマッスルの働きは

上腕骨を肩甲骨の受け皿にしっかり引きつけること

なので、遠心力に耐えるだけの筋力を獲得するのが目的です。
 
 
痛みの出ている場所によって、いろいろトレーニング法は違うのですが、

今回はインナーマッスル全般を鍛えるトレーニングをご紹介します。
 
 
 
 ① 両腕を横に水平に挙げます(水平がきつい場合はあげられる高さまで)

 ② 挙げた腕のひじ、手首、指先をまっすぐ伸ばします(一本の棒のように)

 ③ 腕をまっすぐ伸ばしたまま、肩を軸にして手の先で円を描くように回します
   (腕の軌道は 肩を頂点にした円錐 を描くように)

 ④ 前回し10回、後ろ回し10回 行います

 ※注意点※

  回している最中に痛み・だるさなどがあれば、痛み・だるさのなくなる高さまで下げて下さい
 
 
 
上記の説明でわかりましたか?

余裕があれば、2セット・3セットと回数増やしてもらっても構いません。

一度お試しくださいね。 ⦅>(^―^)<⦆