「構造医学」にもとづいた本質的な施術を

「構造医学」とは

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「構造医学」とは、医学の世界で初めて「地球の重力」を診断と施術に導入した医学です。重力と医学がどうつながりがあるのかと不思議に思われるのも当然ですが、これが大きく関係しています。
例えば、休日に長時間寝て、起きると腰や背中が痛くなることがあると思います。これは、寝ていた時間が長いほど骨の並びが乱れて痛くなっているのです。そして起きて歩いているうちに痛さが消えていきます。
これは、重力が正しく影響しているからであり、痛みはこのようなバランスの乱れから起こります。患者さんの多くは、腰痛、肩の痛み、膝痛、首痛で悩まれていますが、主な原因は身体のバランスを崩していく間違った生活習慣にあり、問題のある関節内では骨同士の隙間が狭くなったりして摩擦が起こっていることが多くなっています。関節内の関節液(潤滑油)が関節内全体にいきわたって正しい位置に導かれ、傷めていたところがスムーズに動くようになります。

「構造医学」の施術の考え方

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構造医学では、治療と生活習慣改善の双方による根本治療を目指しています。
そのため痛いところだけを施術するのではなく、身体全体のバランス、特に身体の中心である骨盤(特に仙腸関節)の潤滑を取り戻すことで正しい位置に導いてから徐々に痛い部分への施術を行います。
また構造医学の診断と治療は、患者さんの身体に負担をかけないことを旨としており、無理に引っ張ったり、牽引機で施術は行いません。
また、マッサージも部分的な応急処置的なものであり、筋肉を傷めてしまう可能性もあるため、マッサージも行うことはありません。

「構造医学」の指導

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当院には毎日通院していただくことはできないと思いますし、多くの場合その必要もありません。ただし週に1~2 度来院していただいても、その他の日がそのままの生活ではすぐに悪い状態に戻ってしまいます。
そのため「構造医学」では、日常生活の指導も行います。これは肩の痛みや腰痛、膝痛など関節痛や病気を作った誤った生活習慣(原因)に気づいてもらい、正しい身体の使い方を学習することで、治癒を早め再発を防ぐためのものです。これは対症治療より重要な原因治療です。また原因治療のためには、自ら健康になろうとする前向きの姿勢が大切です。
基本の指導項目は、「姿勢の意識」「歩行指導」「生理的局所冷却法(アイシング)」になります。
姿勢の意識は座り方や立ち方、歩行指導・アイシングは正しいやり方などをお伝えしていきます。